世界はこんなに素晴らしい

日々考えたことを書き残す

たまたま加害者になっていないだけなんだ

アルバイトへ向かっていた時に、小学生を自転車でひいてしまってそのまま立ち去ってしまった大学生がひき逃げとして逮捕された。

昨日テレビをつけるとこのニュースが流れていた。

監視カメラの映像を見た感じでは、逃げたという感じはない。立ち去った感じ。まだ立ち上がっていない小学生を、少し助けるそぶりを見せながらも、時間がないのか、急いで自転車を漕いでその場を立ち去る。

 

あぁなんで立ち去っちゃうかなぁとか、なんで警察とかに連絡しないのかなぁとか、他人事のようにいろんな感想を持った。普通は救急車と警察呼ぶでしょ、とか。

 

女子高生がスマホと飲み物を持ちながら自転車を運転していて高齢女性を死亡させたというニュースも少し前にあった。なんでスマホとか飲み物とか持ちながら自転車に乗るんだよ、とか批判的にこのニュースを考えていた。

 

僕は自転車でかなり飛ばしてバイト先へ行くときがある。家のすぐ前を通るときでも、猛スピードで飛ばしているときがある。ぼーっとしながら周りに注意せずに自転車を運転してしまっていることがある。

時間を確認するためなどでスマホを少し見ながら自転車をこいだり、片手で運転をしたりすることがある。

 

僕は案外同じことをやっているのだ。このニュースでの加害者と同じことをやっているのだ。

たまたま僕は事故を起こしていないわけであって、いつ僕が事故を起こすかわからない。時間に余裕を持って運転をすること、スピードを出しすぎないこと、意識をして運転をすること、ブレーキがいつでも握れるように両手で運転をすること、こんなことを当たり前にしていくことで、加害者にならずに済むかもしれない。気をつけていこうと思う。

 

それでも、また書いたことと行動に移すことが異なるように、そのとき思ったことをそのまま行動に移せるかというと、そうでもない。こういうニュースは自分事として捉えることが必要だ。でも、他人に起きたことを自分ごととして捉えることができる人はどれだけいるだろうか。僕はまだまだそれができていないと思う。多分このニュースもすぐに忘れて、また同じことをしてしまうことがあるんだろうな。