世界はこんなに素晴らしい

日々考えたことを書き残す

本に乗って僕は少しだけ遠くへー『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

僕は、自己啓発本というものを読むことが多々ある。自己啓発本に対して僕は否定的に捉えず、胡散臭いなどとはおもわず、読んだりすることがある。

納得したり、感心したり。

僕の考えを形作っている、考えを変えてくれる、生活を変えてくれた自己啓発本がある。

 

その1冊が『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』という本である。

この本は最近読んだ。ある人は本を読んだらそれで終わりでなく、そこから自分の行動計画を書き出し、実行すると言っていた。

 

ぼくは今まで読んだら終わりみたいなところがあった。気になった表現とかメモしたりするけど、それ止まり。後で見返したりすることも少ない。ほとんど行動に移すなんてことができていなかった。

 

でも、この本を読んでから僕の生活は変わったと言って良い。自分の生活を変えることができた。それはどんなことか。

 

この本はいわゆる「ミニマリスト」と言われるような人たちが、モノの煩わしさを説いていたり、そのものへの執着をなくすこと、ものがあなたを縛り付けているのだからそれから抜け出さないとみたいなことを書いている。僕はまさにその状況であったから、かなり影響を受けた。

 

自分の家にものがあること、それこそが価値である、と。本を持っていることの価値、服を持っていることの価値、CDやDVDを持っていることの価値。

そこにそれほどの価値はない。そこに価値を置くことにそんなに意味はないよと教えられた。

 

僕の部屋はいつも汚かった。生活が切り詰められてくると、かなり汚い状況になっていた。僕はそれを時間がないせいにしていた。片付ける時間がないほど、僕は忙しい状況なんだ、片付ける時間があったら本を読んだり映画を見たり寝たりするよ、と考えていた。

 

ただ、その部屋の散らかりは時間のせいでなく、モノのせいだった。ただものが多すぎたせいでそんな状況になっていたのだ。だから僕はこの本を読んで行動に移した。

 

まず、ものを大量に捨てた。服やプリント類、文房具、他にも色々なものを。今使っていないものは捨てる。いずれ使いそうだと思っても、1年くらい使っていないものは捨てたりした。

本やCDもどうしてもというもの以外は売った。これがとても良かった。部屋が見違えるくらいに綺麗になった。今までも部屋が綺麗になったことはあった。でも、それが続くことはなかった。

だいたい読んだ本や聴いたCDがその辺りに散らばっていたり、畳んだ服や畳まれていないような服が散乱していたが、それもなくなり、部屋が綺麗な状態が続いている。

 

何度綺麗にしてもまた部屋が散らかってしまうのは、ものを片付けられない僕の性格もあったのかもしれないが、単純にものが多すぎてそれを片付ける場所もなかったのだ。だから今ではものがめっきり少なくなってとても落ち着いて状況になっている。

 

部屋が綺麗になったこと、これまでよりあれなくなったことは僕の心までも落ち着かせている。気分もいい。

 

僕はこの本を読んで生活が少しは変わった。それはとてもいいことだと思う。行動にうつせたことがとてもよかったことだと思う。