世界はこんなに素晴らしい

日々考えたことを書き残す

井端の引退からもう4年くらいか

僕は一番好きな野球選手をひとり挙げろと言われたら、必ずこの人をあげる。これは僕が野球をやりはじめてから今でも変わっていない。

 

それは井端弘和だ。

 

小学校の頃から今まで、ずっと好きな選手だ。

 

最近はプロ野球もほとんど見なくなったけど、小学校から高校までずっと野球をやっていたから、そのころは家で野球を見たり、スタジアムに応援しにいくこともあった。

 

 

僕は中日ドラゴンズのファンだ。

 

これは父親の影響で、父が中日ドラゴンズのファンだったから、僕も小さい頃からなんとなく中日を応援していた。

 

僕が応援していたのは、おもに、「常勝」ドラゴンズだ。

 

落合監督が監督をつとめていた時代。その時代は特に集中して応援していた。野球中継があればよく見ていたし、ニュースや新聞で結果を見て一喜一憂していた。

 

日本シリーズとかは、テレビの前で、メガホンを鳴らした。応援歌も覚えて歌った。

 

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以前も書いたが、

僕が中日の試合でよく覚えているのは、タイロン・ウッズの満塁ホームラン。これ、テレビの前で見てて、父と抱き合った。

とにかく、ドラゴンズが大好きだった。

 

 

今も変わらずドラゴンズファンだ。だけど、落合から監督が変わってしまってあまり見なくなった気がする。

試合を見るのはもちろんのこと、結果もあまり追えてなかったりするけど、僕は変わらずドラゴンズファンだ。

 

 

ショートを守るその選手、2番を打つその選手。

僕は井端の守備、バッティング、その立ち振る舞い、すべてが好きだった。

 

かっこよくて、あこがれだった。小学校の時は井端みたいな野球選手になりたいと思っていた。

ずっと応援し続ける、ずっと僕にとっての一番の選手である、そう思っていた。

 

 

井端が巨人に移籍するというニュースがあった。

最初はほとんど信じていなかったのだが、それは現実であり、本当のことだった。

 

井端が巨人に行く。そんなこと、考えられなかった。

 

僕は巨人なんてどうして?なんでわざわざ巨人なんてチームに行くのだ?と正直思った。そのチームだけは避けてほしいと思ったほどだ。

 

ただニュース通り、井端は巨人の選手になってしまった。あのオレンジ色のユニフォームを着ている井端に、少しばかり落胆した。

 

でも、僕はそこまでそのことを引きずらなかった。受け止めることができていた。

 

 

僕は中日の井端が好きだったけど、だけど、巨人に行ったからって井端は井端だ。それに変わりはない。

 

環境や場所が変われば人は変わるとはいうけど、だからといって井端を好きな気持ちは変わらず、井端本人を嫌いになるなんてことはなかった。落胆は確かにしたけれども。

 

その人はもう変わってしまった。だから、もう好きにはなれない。

そういうことがあるというのは、それまでの好きが本当の好きであったのかどうかあやしい。

 

自分の好きなアイドルが男性と付き合っていたなんてニュースを見たら、そのアイドルが嫌いになること。

ずっと楽しく話せていたけど、久しぶりにあうと考え方がまったく変わってしまったから、その人に対する考え方が変わってしまったなんてこと。

 

まぁどれだけその人が変わろうとも、その変わったままを受け止めることができる、そういう人物こそ素晴らしいと思うし、その人自身を愛せる人で僕自身ありたいと思う。

 

 

いま井端はプロ野球の解説のほうにまわっている。

 

僕はあのときの中日の井端が大好きだし、巨人の井端も好きだし、いまの解説の井端も好きだ。そういえる。

 

全部引っくるめて好きだ。全部受け止めることができる。変わったとしても好きでいることができる。それが愛というものなのだろうか。いや、それだけじゃないかもしれないけど。