My Top Songs 2019(100位〜91位)
12月もすでになかばに入り、終わろうとしている。12月が終われば、2019年も終わるということだ。そして、2019年が終われば、2020年を迎えるということになる。
なんて書いていたが、公開が遅れに遅れ、今日は12月31日だ。明日はすでに2020年である。
今年は色々とあった年だった。今年は、と書いたが毎年何かしら色々ある。
色々あったそれについては置いておいて、2019年の音楽について書ければと思う。
その音楽については、社会的なもの、一般的なものではなく、完全に個人的なものとして、2019年自分が聴いてきた音楽について振り返りたいと思う。
それについてどう振り返るかというと、Spotifyが大変素晴らしい仕事をしてくれている。Spotifyという音楽配信サービスが、今年あなたはこんな曲をよく聴きましたよ、というのをランキング形式にしてくれているのだ。あらためて素晴らしい仕事だと思う。
あぁ今年もいろんな曲を聴いたなぁと振り返ることができる。
昨年はこのSpotifyが作ってくれた個人的なランキングに沿って、はじめてブログを書いたのだった。自分の1年を飾る音楽というわけではないけれど、大体そんなところだ。かなり聴き込んだはずだった曲がランキング漏れしている場合だってある。
今年一年の自分を飾るには必要な曲がランクインしていなかったりもする。だけど、それについては、特に何も言わず、ただランクインした曲を一曲ずつ振り返っていく。書きたくなったら、100位以外の曲も書くとは思う。
これからあげる曲たちはかなり思い入れのある曲というものもあれば、それほど聴いた覚えがないという曲もある。
でも、それが面白い。
昨年はこのような感じでブログを書いた。
今年もほぼ同じような形式で書くことになるだろうと思う。自分の一年の出来事と絡めたり、その曲の好きなところをただ書いたり。そういうふうにして書いていく。
最初は100位から始める。1つの記事で10曲ずつ。全部で100曲だから、10個の記事ができあがる。できあがるだろうと思っている。まだ書けていないからなんとも言えない。
2019年のうちに、2019年を振り返れることを願っている。これから5時間の勝負である。
では、書いていくことにする。
100位から91位まで。
100位 泣いてもいいんだよ/ももいろクローバーZ
いきなり最高の曲がランクインした。何度も聴いた覚えがある。聴いてはグッときて涙した。
ももクロのなかでも大名曲。中島みゆきさんが作詞している。歌詞が素晴らしく良い。
イントロの不気味な感じもすごく良い。ぐんぐんと迫ってくる感じがする。
この曲の一番グッとくるところは、サビだ。
泣き虫な強い奴なんてのがいてもいいんじゃないか
この言葉の重み、この詞に励まされた。僕はこの曲を聴くと、すごく背中を押される。泣くのは決して弱いことではない。どうしても聴いてると、泣いてしまう。
歌詞はあんまりアイドルっぽくないと言えるかもしれないが、ちゃんと曲がアイドルの曲になっている。ライブ映像を見るとそれが特に感じられる。そりゃ、という合いの手が可愛い。
どんな幻滅も僕たちは超えていく
でもその前にひとしきり痛むアンテナもなくはない
この歌詞もやはり素晴らしすぎる。
ももクロ。僕は玉井詩織さんが好きだ。黄色の子。ずっと赤色の百田夏菜子さんが好きだったんだけど、いつからか変わっていた。好きは変わる。
この曲本当にいつ聴いても心が揺さぶられる、美しく完璧な曲だ。
この曲を聴くならMVもいいけど、僕はこのライブ映像の方が好きだ。
この父の日verも結構好き。
そして、この曲を作詞した中島みゆき本人が歌ったものも、少しだけ聴くことができる。少し笑っちゃう。中島みゆき節が炸裂している。その人本人が歌っちゃうと、セルフカバーしちゃうと、もうその人の曲になっちゃうというやつ。
99位 僕がいるぞ!/石崎ひゅーい
石崎ひゅーいの曲は何曲かランクインしている。声も好きだし、歌詞も好きだし、今年は上半期にかなり聴き込んだ覚えがある。
目の下のクマを森に帰して二人きりでいよう
この歌詞が凄すぎる。大好きだ。こんな歌詞思いつかない、感動した。
疲れて眠くても一緒にいたい気持ちが僕にはある。
クマと熊をかけているのだけど、本当に美しい歌詞だと思う。
僕がいるぞ!という叫びをこれでもかとこの曲によって受け止める。
でも、ちょっと消極的な歌詞だったりもする。
98位 ら、のはなし/あいみょん
あいみょんの『瞬間的シックスセンス』というアルバムの曲から、かなりの曲数がこのランキングに入っていると思う。
恋って気持ち悪いもの、君だけという気持ちは少しうざい。
理想なんてものは早いうちに捨ててしまうのが楽だろうな
この歌詞をさらっと歌う。
そうなんだよな、理想っていうのはずっと持ち続けるのはしんどい。だから、それを捨てると楽になる。それでも理想があるからこそ、やっていけたりもする。
余裕を持って人を好きになれる人ってこの世にいるのかな
この歌詞もとても良いと思う。僕はそんな人いないと思うよ。余裕を持って人を好きになれているというのは、それは本当の好きではないかもしれない。余裕がなくなってしまうのが、好きという感情なのかもしれない。それは人に対しても、それ以外に対しても。
先日、あいみょん のライブに行ってきた。それについては特にここで多くを語らない。
97位 忘れられないの/サカナクション
サカナクションのアルバム『834.194』の1曲目だ。
かなり聴いたと思う。配信されてから何度も聴いた。ただそれでも97位という順位だった。
MVが印象的だ。
なんだろうな、このMVは。かなりクセになる。
♬ サカナクション|SoftBank TVCM 「速度制限マン」篇(30秒)
このCMにもこの曲が使われている。面白いCMだ。
僕はこの曲の雰囲気に飲み込まれる。
決してMVの映像からだけではなく、曲からあふれでる懐かしさがある。
「忘れられないの」という歌詞やタイトルについて。
忘れられないことなど僕にはあるだろうか。
忘れられないというのは良い意味と悪い意味を含む。僕は正直なんでも忘れやすい人である。忘れられないなんてことは今まで正直あまりなかったと思う。
忘れられない経験をたくさんしたいものだ。
96位 進め、たまに逃げても/チャラン・ポ・ランタン
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニング曲でもある。それで知った。
ただ、そのドラマは2016年のドラマである。その当時ももちろんドラマだけでなく、この曲を聴いたはずだが、また僕の中で今年かなり流行って聴くことになった。
チャラン・ポ・ランタンの曲はどのジャンルにも囚われていない感じがして好きだ。他にはないメロディーを感じられる。曲のテンションが、心を盛り上げてくれる。
チャラン・ポ・ランタンという名前はすごく良い名前だなぁと思う。いい加減で無責任なことやその様子を意味する、チャランポランという言葉からきているのだろうか。どういう経緯でつけられたのだろうか。
進め、たまに逃げても明日を手に入れろ
この歌詞がかっこよすぎる。
95位 ひといきつきながら/山本彩
山本彩の声が染み込むようにいい。少し低い声が耳になじむ。
いいなCM JT ひといきつきながら 山本彩 「アカペラ」篇/「弾き語り」篇
ひといきつくことの大切さを教えてくれる。
ひとりだけど、ひとりじゃない。
今日を生きるすべてのひとに幸せだと思える瞬間がありますように
これはすべての人に送る応援歌だ。幸せを願う歌である。
もともとは生沢佑一という方の曲だ。こちらも味があってとても良い。
僕はさや姉の声に強く惹かれる。紙飛行機という曲のソロが僕は本当に好きだ。すごくいい。
あと、かわいいし。
94位 ひかりもの/あいみょん
ひかりものといえば、魚のことではなくあいみょん である。あいみょん を思い浮かべるのだ。瞬間的シックスセンスというアルバムからまたランクインだ。自分の中で今年1番だと言えるアルバムがまさにこれだろうと思う。
「体は暖かくぬくまって」の、ぬくまってという言葉づかいのセンス。
あいみょん が書く歌詞というのは本当に随一だ。
Aimyon - Raw Like Sushi (ひかりもの)
You TubeでのタイトルをRaw Like Sushiというタイトルにしてるのがすごく良い。
どうしてこの歌にひかりものと言うタイトルをつけたのか、考えている。
93位 恋心/相川七瀬
この曲はまさかのランクイン。そこまで深く聴いた覚えがない。このランキングに入ったことで改めてじっくり聴いてみた。メロディーが好みだ。ものすごく自分の好きに当てはまっている。
サビのリズミカルさが気持ちよく、何度も聴きたくなる。
映像がものすごくかっこいい。
歌詞もとても良い。織田哲郎が作詞だ。
相川七瀬つながりで書く。ガキ使で山崎プロデュースという企画があり、そこでの遠藤の曲が「夢見る少女じゃいられない」に似ている。「夢見る少女じゃいられない」もこの曲も名曲だ。
92位 MAD/MUD/中村一義
これは中村一義の曲であるが、中村一義は歌っていない。
今年は中村一義の『海賊盤』というアルバムをものすごく聴いた。
今年の3月僕は卒業式に出席することなく、広島の尾道へと出かけていた。卒業式の日に友人から泊まっていた旅館に電話がかかってきたりした。映画鑑賞という目的で少し旅に出ていた。映画祭で何本か映画を見て、お好み焼きを食べたりした。その旅中はずっとこの中村一義の海賊盤を流していた。ハマっていた。すべてが美しいアルバムなのだ。
これは聴いて貰えばわかるが、曲であるとはいえない。曲フリである。次の曲を紹介しているにすぎない曲である。中村一義のアルバムにはそういうものが多い。決して曲とはいえないようなものが曲の間に挟み込まれている。それはアルバムにいい味を出している。淡々と曲が流れるのではなく、そこにリズムが生まれ、物語が生まれる。順番だって、流れだって、ストーリーだってものすごく考えられているのだと感じられる。
そういう意味でいって、この曲はアルバム全体の中で聴くことに意味があろう。単曲で聴いても次に紹介された曲が流れないのなら意味があまりない。2019年のトップソングプレイリストに入れて聴くには向かない。
この曲によって紹介される「GTR」という曲はランキングに入ってはいるのだが、必ずしもそれが次に流れてくれるとは限らない。
91位 Keep Yourself Alive/クイーン
この曲のランクインは間違いなく、『ボヘミアン・ラプソディ』という映画の影響である。昨年から今年にかけて何度観ただろうか。
僕はクイーンの曲の中でとりわけこの曲がかなり好みだ。ランキング入りしたのは、この曲とあの曲である。映画のサントラ全体をまんべんなく聴いたが、ランキングした曲を見ると、やっぱりこの曲は単体で何度も聴いた感じがする。
普段洋楽をほとんど聞かない僕であるが、この映画『ボヘミアン・ラプソディ』のサントラはかなり聴いた。
タイトルもすごくかっこいい。日本でのタイトルとしては炎のロックンロール。これは果たしてどうなのだろうか。Keep Yourself Aliveという英語そのままのタイトルがいい。訳すのは野暮である。
Bohemian Rhapsody | Keep Yourself Alive Scene HD
かなり好きなシーンである。