星の王子さま
星の王子さまをKindleで久しぶりに読んだ。その後、その本を取り上げた100分de名著も見た。
ものすごい面白かった。この本はいつ読んでもものすごく面白い。
この物語は特に、読む人の数だけ読み取り方があると感じる。比喩の宝庫の物語で、登場人物を何にでも当てはめ解釈することができる。なんとなく話したくなる本だ。
読んだ後、頭が解されたようで、どこかぐちゃぐちゃにされたようで。
僕がこの本に出会ったのは、たぶん大学生の時だったと思う。僕はだいたい中学高校でどんな本を読んだかあまり覚えていない。もちろん小学校の時も。
覚えている本もあるけど、大学生の時にこの本を読んで感銘を受けた覚えはある。
とても読みやすいのだけど。とても深い。
特にキツネの話が好きだ。僕はそこでどうしても苦しくなってしまう。いろんな人のことを思い出して、泣きそうになる。「飼い慣らす」ということは「仲良くなる」こと。
名言の宝庫でもある。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ
かんじんなことは目に見えないんだよ
砂漠が美しいのはどこかに井戸をかくしているからだよ
ちょっとこんな言葉を読むだけで泣けてくる。
僕は星を見上げて、いろんなことを思い出す。いろんな人のことを考える。