大学1年生の時に書いたレポート『過去は在るか』
僕は大学生の時、アメリカの文学を使って卒論を書いた。専門というにはほとんど知識を持ち合わせていないが、一応アメリカ文学を専攻していた。
だいたいは、文学の授業や英語に関係する授業の単位を多くとっていくのだが、哲学の授業も好きで、授業が重ならない限りは哲学系の授業を多く受講していた。
とりわけ好きだった先生がいて、その先生の授業はできるだけ出席し、集中して受けた。ノートもよくとっていることが、今見返している大学のノートからもよくわかる。
1回生の時の哲学の授業でレポートが出された。
僕は『過去は在るか』というタイトルでレポートを書いた。僕は読み返してみようとそのレポートを探してみたのだが、見つからない。どこにいれたのか、消してしまったのか。検索しても出てこない。うーん、悲しい。
過去は本当にあるのか、というその問いを過去存在説をひっくり返す形で考え、まとめた。
決して優れたものではなかったが、僕なりに気に入ったレポートだった。どこへいってしまったのだろう。
僕は哲学の本を読むのが好きだ。
今もよく読んでいる。生徒にも進めたりしている。難しいのだけど、大学より前に出会ってたらよかったなぁと自分では思っているので、こっそり学級文庫に置いて読むように促していたりする。
哲学との出会いは僕を変えた。
『過去はあるか』、普段は考えないけど、ふとした時に、たまに考えたりする。