未完了のコミュニケーションの積み重なり
『こころの対話 25のルール』という本をちびちびと読み進めている。
内容がなかなか面白い。
コミュニケーションとはキャッチボールである。
キャッチボールになっていないコミュニケーションはとてもたくさんある。
僕たちはただ投げるだけ投げて、受け取ったことを確認しないまま、また投げる。お互い投げ続ける。ボールは受け取られないまま、相手を通過する。
コミュニケーションは受け取られてやっと完了するのに。
未完了のコミュニケーションが多すぎる。
今までの未完了のコミュニケーションで傷ついた心は、その人の心を削るものである。
未完了のコミュニケーションがその人にストレスをもたらす。
コミュニケーションを完了させるのが、まず第一だ。
コミュニケーションの完了とは、相手が言ったことをそのまま繰り返すことでもある。聞いたことがはっきりわかる形で、受け入れたことを明確に示すことが大切だ。
今までのコミュニケーションの未完了はこれからの、いや、今のコミュニケーションの完了で救われるという。
コミュニケーションだらけの現場にいる。
普段のコミュニケーションを見直し、キャッチボールができているかを考える。
とにかく、まずはボールを受け取ること。しっかりと受け取ること、そしてそれを相手が認識すること。自分が受け取ったと思っていても、相手が受け取ったと思っていなければダメだ。
受け取ってようやく相手に投げ返すことができる。