世界はこんなに素晴らしい

日々考えたことを書き残す

小学生の時の自学ノートを取り出して

大学入学の時、実家から一人暮らしをする家へ持っていくものの一つが、小学生の時の自学ノートだった。なんとなく見返したりしているもので、それを持っていった。

 

そこには僕が小学生の時に書いた漢字、計算がある。一生懸命調べたいろんな情報が乗っていたりする。僕が家で作った料理の写真なんかもある。それは今もずっと持っている。

 

僕はよく先生に問題を出していた。日本でいちばん大きな湖は?とか陸上100mの世界記録保持者は?とか、そんな問題を先生にたくさん出していた。なぞなぞや雑学みたいなものをたくさん問題として先生に解かせていた。

先生はとてもやさしくて、すべての問題に頑張って答えてくれていた。僕の自慢げな雑学に付き合ってくれていた。

 

そして、今僕は学校の先生になり、思う。自分はとても面倒くさい生徒だった、と。

僕も生徒が出す自学ノートを毎日欠かさずチェックしているが、先生へ質問や問題を出してくる生徒が何人かいる。

それは自分のためにもなって、面白くて楽しかったりもするのだが、やっぱり時間がかかってしまって、他の仕事にとりかかれなかったりする。

 

あぁ、あの時の僕は相当に大変なことを先生に押し付けていたのだと反省している。変な問題を出してとても困らせていたことを後悔している。

 

でも、ここからいろんな気づきを得ている。子どもは問題を出したがるのだ。僕がそうであったように。問題を解くことよりも、問題を作る方が好きだったりする。

このことは授業のなかで応用できそうだし、自学ノートの取り組みとしてこの考えを使えそうだ。