メモ帳を振り返るとき~トゥルーマン・ショー~
自分の体はできるだけ人に見せたくない。
それと同じように、メモ帳だってできるだけ人に見せたくない。
しかし、メモ帳に残してあることをここに書くことにする。メモ帳に書かれたことから思い出すこと、あの時の僕の考え、そして今の考えを書く。
・トゥルーマン・ショー
僕の人生も誰かに操作されているんじゃないかな。僕以外はエキストラにすぎない。
もしかしたら一日中誰かに監視されているかもしれない
世界が僕の周りを回っているような気が。
僕はメモを取りながら、映画を観るときがある。なんかいいなと思うシーンや言葉があったら見逃さず、すぐにメモが取れるようにするためだ。この『トゥルーマン・ショー』という映画を観たときも確かにそうだった。でも、メモを取ったのはこの3行だけ。これだけしか残っていない。
この映画を見てからというものの、時々このメモに残したようなことを思う。この映画を見てから、そしてメモを見るたびに、周りの見方が少し変わる。僕がこの世界の主人公で、他の人はただの僕のエキストラなんじゃないかって。どこかにカメラがあって、二十四時間毎日監視されているんじゃないかって。そして、それがどこかで誰かに見られてるんじゃないかって。
設定もストーリーもとても面白いので是非見て欲しい。主演がジム・キャリー。
残されたメモ、残された言葉が、僕にいろんなことを思い出させる。あのときの自分を言葉を通して今の自分を振り返ることができる。あのときの言葉があって、今の言葉があり、あのときの自分があって、今の自分がある。ときにはメモを振り返ってみると気づくことがある。