聞くことの価値
少し前、大学の授業でグループワークがあった。
僕は誰一人知らない人たちと5人ぐらいのグループを作ることになった。周りにいる人と班を作った。
自分の書いたことをグループで共有して深める。
僕はその時、自分の書いたことを言う時以外は聞く側に徹していた。
そのグループの中にはとてもよく話す人がいたので、僕はほとんど何も話さなかった。というか、話せなかった。その人は本当によく話した。
話す人がいるからこそ、成り立っているようにみえるこのグループでの話し合い。言葉が発されてなかったら「話せ」と言われる。
話す人は確かに価値のある大切な存在であろう。でも、聴く人がいなかったら話す人もいない。聞く人がいるから、この人はこんなにも話しができているのだよなぁ。
なんてことを考えている。
話すことがコミュニケーション能力だといって、聞くことの大切さが見失われること、それはあってはならない。
僕は聞くこと、聞く態度に感じてはなかなか自信があるのだ。話すことはめっぽうボロボロだったりするのだけど。