世界はこんなに素晴らしい

日々考えたことを書き残す

こっちから先に好きになる

ほぼ日手帳に載っている「日々のことば」を毎週楽しみに読んでいる。

僕は週刊手帳を使っているから、「日々のことば」が一週間にひとつ載せられている。

 

次の週のものなどをまとめて読みたくなることもあるけど、そこはグッと我慢して月曜日がきたら、その週の言葉を読むことにしている。

 

今日はかなり前の「日々のことば」を引用して、それについて少し書きたいと思う。

 

「相手が好きになってくれたならば、

こっちの好きになってやらないわけでもない」 

という態度でいる人はとても多い。でも、それは相手も、そう思っているから、なかなかうまくいくものじゃない。

「こっちから先に好きになる」ことなんだ、とにかく。

 

糸井重里さんがいつかの『今日のダーリン』で書いたことばである。

 

 

僕はこのことばを受けて、自分の姿勢というものを考えた。

 

僕はいままでどういう姿勢で対象に立ち向かってきただろうか。

 

恋愛のことだけを言っていることばではないだろうが、恋愛のことを考えている。

僕はまさに、引用した文の1〜2行目の姿勢を持つ人物だろうと思う。

 

相手が僕のことを好きでいてくれたら、それで僕も相手を好きになってしまう、という感じだ。恋愛に関して奥手である。

 

自分から好きになったことはあるのだろうけど、そういう実感がない。

 自分でただ好きになるだけで、その気持ちを行動にうつすことがなかったから、自分から好きになったという感触がもてない。

 

好きであるならば、それは伝えるべきだし、僕はできるだけそうするようにしたいと思っている。したいと思っているのだけど、なかなかできない。僕は勇気がないのだ。

 

ただ、人以外に関しては、そういうことが案外できているのだ。

 

好きな本や映画などがあれば、ツイッターで好きだといっている。ものに関して好きというのは簡単だ。

 

人だって自分より遠い関係であれば(有名人など)、気持ちを素直に伝えることもできる。相手が振り向かないとわかっているからだ。

 

だけど、難しいのは近くにいる人だ。近くにいる人に好きと伝えることの難しさよ。直接、好きと伝えることの難しさよ。

 

好きという気持ちだけでなく、ありがとうなどの感謝の気持ちもそうかもしれない。他人や仕事の関係であれば、素直にありがとうといえるのだが、家族だとなかなか言えなかったりする。

 

近しい関係だからこそ、言葉を伝えられないということがある。

 

 

自分から好きになることが大切だ。

 

 

以前何かのテレビ番組で、

「どうしたら好かれるんですか?」という問いに、「それはまず相手のことを好きになることだよ」と答えている人がいた。確かそんなことを言っていた気がする。

 

好かれたいなら、自分から好きにならなくちゃいけない。自分から、まずは、相手に気持ちを伝えることがはじまりだ。

 

 

僕はいま、好きな人がいる。

 

その人のことを考える時間がある。直接想いを伝えようと思っている。

相手から好かれようと思ったら、自分でその人を好きになり、その人に好きを伝えることだと思う。

 

当たり前のことだが、それを実際にしようと思うのだ。こっちから好きになったんだという実感をつかむために。