世界はこんなに素晴らしい

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鼻毛を切ってもらえてキュンです

先日、髪を切ってもらうため、理髪店へと行った。

2〜3ヶ月ぶりだった。

 

ダンディな男の店員に切ってもらった。どんな髪型にするか色々と聞かれた。その声がとてもエロかった。マスクをしていたからよくわからないけど、きっとハンサムであり、素敵な大人に感じた。

 

髪をある程度切ってもらい、顔剃りまでやってもらった。非常に気持ちがよかった。とても頭が軽くなり、スッキリとした気持ちがした。

ひげなどを剃るために背もたれが倒される。天井を向いた時、少し目を開けてしまって、店員と目が合った。そして、なんとなく恥ずかしい気持ちになった。ライトに照らされて眩しくて、うまく顔が見えなかったけど、確実に店員は僕の顔を見ていた。ドキッとした。

 

眉毛を整えてもらい、ひげを剃ってもらい、なんとなく終わりかなと思ったその時、鼻の中に何かが入ってきた。そして、チョキンと切った。躊躇せず、切った。

その店員は僕の鼻毛を切った。僕はびっくりした。だけど、そのまま平然としていた。

 

僕は髪を切りに行ったのに、鼻毛まで切ってもらえたのだ。これのなんと嬉しいことか。どうせなら、他の毛も整えてくれないだろうか。

 

いつから鼻毛が出ていたのだろうか。またまた恥ずかしくなった。僕は視力がすごく衰えていて、鏡ではそれを確認できなかったのだ。

鼻毛を切ってくれる人なんて初めてだ。初めて他人に鼻毛を切ってもらえた。僕の初めてはあっさりと奪われた。

この世の中に他人に鼻毛を切られた人が何人いるだろうか。鼻毛は自分で切るものだろう。

 

鼻毛を切られた時、ものすごく恥ずかしくなったと同時に、ものすごく嬉しくなった。キュンとした。もう俺はその店員に心を許した気がした。全てを任せてもいいとさえ思えた。すごくつながれた気さえした。

 

その店は店員の指名ができるということだ。今までは指名なんてしてこなかった。だけど、もう、間違いない。次もその店員に切ってもらおう。ダンディなその店員に。

よーし、鼻毛を育てておこうかな。

 

 

僕は、鼻毛を切ってくれる店があるなんて今まで知らなかった。
そして、こんな文章を書いたらまた勘違いされそうだけど、僕の恋愛対象は女性だ。