木村文乃と水野美紀が僕を激しく刺激し感じたこと
『羊の木』という映画を観た。
僕はその映画の中で忘れられない言葉があった。
すかさずメモを取った。
木村文乃が発した言葉。
相手のことがわかったから、わかっているから付き合うんじゃなくて、わかりたいから付き合うんだ
なぜかズシンとこの言葉が僕の心に訴えかけてきた。この言葉が。
「その人で本当に大丈夫?」「もっとお互いよく知ってから付き合おうよ」
なんて言葉を聞いたことがある。言われたことはない。
恋愛関係だけでなく、友達や様々な関係と言われる付き合いにも同じことが言えるんじゃないかな。
その人のことがわかったから、「よし付き合ってやろうじゃないの」
となるのではなく、その人について知りたいと思うから、付き合うのだ、と。
僕は人と距離を取る人間だということをよく知っているつもりだ。
その人のことを知りたいと思うことなど、そうそうないような残酷かつ冷淡な人間であるということも知っているつもりだ。
どうして僕はこんなに人に興味がないのか?なんてことを考えている。
興味がないから優しくできるのよ
『俺はまだ本気出してないだけ』という映画で水野美紀が語ったこの言葉がいまだに忘れられない。
この言葉については、もう少し深く考えていかなければならないな、と思う。
僕はもっと自分というものを知っていかなければならない。