新宿カウボーイの漫才で笑う
他人にオススメされたものが自分に合うかどうかはわからない。他人の好きと自分の好きは違うことがある。それは多くの場合に。好きの程度であれば、それはさらに大きく異なってくる。にもかかわらず、人は誰かにお勧めをしたり、好きなものを相手に語ったりして相手にわかってもらおうとする。それは、その人と感情を共有したい、その人にも自分と同じように好きになってほしいからという気持ちがあるだろう。
人はわかってほしいとわかられてたまるかの間で生きている、というような文章をどこかで見かけた。この好きな気持ちをわかって欲しいという気持ちと、自分だけの好きを相手がわかるものか、という感情。
誰しも好きな芸人が一人くらいはいるだろう。
僕が最近好きな芸人は新宿カウボーイだ。今日は新宿カウボーイの大好きな漫才を3つ紹介したい。この好きが伝わって欲しいという気持ちと、伝わってたまるかという気持ち、今回は明らかに好きが伝わって欲しいという気持ちでいる。
1
新宿カウボーイは、かねきよと石沢という二人のコンビ。まずおきまりの、こんばんわんこそば(0:08〜)で始まり、途中であるないルーレット(0:32〜)、そして締めはごめんなサイコロころがしたら出た目が4とか5とか。
新宿カウボーイが面白いポイントの一つにかねきよのギャグのくだらなさがある。ハッチャケているおじさんのボケにたまらず笑ってしまう。
でもね、案外石沢も負けてない。面白い。(2:13〜)の吸われるところとか最高だもん。
2
何回見ても笑っちゃう。面白い。お笑いのライブは行ったことないから、ぜひ行きたいなと思う。会場の笑い声が僕の笑いを誘う。
この漫才でもかねきよ に負けじと石沢が光る。ところどころ噛みそうになりながら話す初々しい感じ。
そして、(4:14〜)の石沢がいい。不意をつかれた。かねきよの嘘をついた時に顔に出るのも面白いんだけど、石沢も面白い。かねきよに乗っていく様がたまらない。この二人から仲の良さも伺える。最高。
3
展開が好き。どんどんボケが出てきて面白い。個人的なツボは吸ってよけて(1:05〜)からの、はく3連発。
僕がこの漫才で一番好きなのは(3:22〜)。かねきよがめちゃくちゃ目立ってて面白いけど、石沢のこういうところが好き。高橋恵子のくだりも最高だ。
僕は新宿カウボーイが好きだ。今日も笑った笑った。