限りある力だから頑張れる
限りある力だから頑張れる
映画『ドラえもん のび太の月面探査記』を観た時のメモにこれが書かれていた。
僕たちは何でもかんでもできるわけではない。
すべてのことができるわけではない。
できることもあれば、できないこともある。
それは力が限られているからだと言えるかもしれない。
力が無限ならなんでもできそうだ。できないことがないのだから、その力は限りがないものだろう。
だが、人間はだれしも、できないことがある。それは人間の力には限りがあるからだ。
なんでもできるようになりたい、すべてのことがうまくできればいいのに、なんて願うことがある。
だけど、本当にそうなると、人は努力をしなくなる。
なんでもできる人生は、楽しいものなのだろうか。
それはとてもつまらないものなのではないか。
できることばかりでは人生はあっけないものとなる。
できないことがあるから、それに向かって頑張れる。
知らないことがあるから、それを知るために頑張れる。
そういうものだろう。
みんな今日もどこかで頑張って生きている。
できないことができるように、そのために努力を重ねている。
限りある力を振りしぼって今日もみんな生きている。
人生をハリのあるものにしているのは、人間の限りある力ではなかろうか。
僕は今日もいろんなことができずに、1日を終えようとしている。力が及ばず乗り越えられなかった壁がある。
その壁を乗り越えるために、できないことをできるようにするために、知らないことを知るために、力の限り、その力を振り絞って頑張って生きようと思うのだ。
できないことがあり、人間の力は限りがあるからこそ、頑張ってやろうと思えるのだ。