自分だけだと思っていた夜は自分だけのものではなくて
夜を独り占めしたくてもできなかった。
夜には僕以外に必ず誰かがいる。結局僕はひとりぼっちにはなれないんだと気づく。
明るく照らされた明かりが、僕を1人じゃないと思わせてくれると同時に、僕はひとりになれないんだと気づく。
いま、『角を曲がる』という曲を聴いている。その歌詞がものすごく、しみる。
もう誰もいないだろうと思った真夜中
こんな路地ですれ違う人がなぜいるの?
独り占めしてたはずの不眠症が
私だけのものじゃなくて落胆した