次の目的地の目的地を描くんだ
別に、到達するまで頑張らなくてもいい。
その到達はある程度の到達目標であり、それは絶対に達成するべきものでもなく、達成しなくたっていい。
目的地はある程度決める。だけど、その目指すべき光である目的地に到達しようとしても、どうしてもうまくいかないことがある。
目指す灯台にたどりつこうと頑張るけど、やっぱりその灯台が難しいと気づくと、別の灯台を作り出してそこを目指していい。目指すほうが案外良いかもしれない。もしかしたらそのほうが最初に目指していたものとの距離を近づけてくれるかもしれない。
最初に立てた目的地に夢中で縛られる方がなんとなくよくない気がする。
目標や目指すべき光は変わっていくものだ。目的地はどんどん変わっていく。
次の目的地の目的地を描く。
次の目的地を描けば良いんだ。
次々と目的地は変わって良いし、あらかじめ設定した目的地に到達することがすべてではない。
次の目的地の目的地を描くんだ宝島。
これがいいたくてこれを書きはじめたけど、ちょっと僕が言っていることとは意味が違うかな。
目的地まで行くためにはまたその手前の目的地をつくり、またその手前の目的地に行くためには手前の手前の目的地をつくり。みたいな感じだよねたぶん。
だから線を引き続けるってことかな。目的地の目的地をつくって。
完璧にその目的地を通って、さぁ次の目的地に向かおうなんてことはめったにない。
最初の目的地に向かっているときに挫折を覚えたり、なんとなく興味を失ったりする。
達成できなかった目的地がいくつもあっていい。過去にはいくらでもそれが転がってるはずだ。後ろを向けば、いくつも目指したけどたどり着かなかった光が、たくさん輝いている。
光に近づきすぎると目が眩む。光を見続けると他のものが目に入らなくなる。
光に近づいていく中で、もっと別のところに面白そうな光があったら、その光に飛びついていい。
次とその次とその次と線を引き続ける。線はちゃんと引かれてるから、点にたどり着かなくても、曲がっていいし、とんでもない方向に行ってもいいし。
どんどん次の目的地を描いていく。